【初心者向け】キーワード選定のやり方を5ステップで解説!実践的な方法を紹介

難しく考えずにキーワード選定をする

記事を執筆していくときや、SEO対策を勉強し始めるときによく聞く「キーワード選定」ですが、記事を制作していく上でとても重要なものとなります。

勉強し始めの頃は

  • キーワード選定ってどうやるんだろう?
  • そもそも初心者でもできるの?
  • なかなか理解ができないんだけど!

と思う方も多いかと思います。

今回の記事では、記事を執筆する上で重要なキーワード選定の方法や重要性を初心者向けに分かりやすく解説していきたいと思います。

後々必ず必要になってくるので、この機会にしっかりと学んでおこう!

キーワード選定って何のためにやるの?

キーワード選定がSEO対策で、なぜ必要になるのかというお話をしていきます。

それは、需要のある記事を書いていくためです!
要するに、多くの方が疑問に感じることに応えていくためでもあります!

Webサイトやブログで記事を書いている人は、この記事を誰かに読んでもらえたら良いな。という気持ちで書いていますよね?

その時に必要になってくるのがキーワード選定です。

今これを読んでいるあなたも、自分が困った時にGoogleなどの検索エンジンを使って気になることを調べたこともあるかと思います。

このように、スマホを修理に出したいときGoogle検索で「スマホ 修理」のように検索したこともあるのではないでしょうか?

また、旅行に行ったときには「〇〇県 グルメ」など検索する人も多いです。

これらのキーワードを取り入れて記事を執筆していくことが、多くの方に需要のある記事を書くための重要ポイントとなってきます。

逆を言ってしまえば、これらのキーワードを含めずに記事を書いてしまうと、検索でも出てきにくくなったり記事を見てもらえる可能性が低くなります。

キーワード選定に頼りすぎるのも良くない

キーワードの重要性がわかったかと思います。そのうえで注意が必要で、

読まれる記事にするために、キーワードを入れて記事を書いていこう!

と実践しようと思った人もいるかもしれません。

キーワードを記事に入れていく際に大切なことは、検索によってあなたのWebサイトに来た人が、あなたの記事を読んで悩みを解決できるか。というところです。

また、キーワードを記事に入れる際にはルールがあります。

1記事1キーワードまでを意識

キーワードが大切なら、関連するキーワードを詰め込めば効率的!

と思った人もいるかと思いますが、それは間違いです!

1記事1キーワードの原則があり、1記事(ページ)で対策していくのは、1つのキーワードに絞っていくという考え方です。

Googleアルゴリズムでは、検索インデックスに登録されている膨大な数のウェブページを分類して、ユーザーが探している情報と最も関連性の高い有用な結果を瞬時に提示します。
出典:Google検索の仕組み

「ユーザーが探している情報」というのは、ユーザーが知りたいことや解決したい疑問のことです。その知りたいことを言葉で表したものが「キーワード」となります。

先ほどの「スマホ 修理」というキーワードを例にしてみると、「スマホが壊れたから修理したい」というニーズがあります。

このニーズを表している言葉が「スマホ 修理」というキーワードとなっています。

このキーワードとの関連性をGoogleに認識させるためには、1記事1キーワードに設定して、そのキーワードに関連する内容を記事内で執筆していく必要があります。そうすると、ユーザーが探す情報との関連性が高いと判断されます。

1つの記事にいくつものキーワードが設定されていると、キーワードと記事の関連性は低くなってしまいます。

意図が異なるキーワードは別の記事で執筆しよう!

【初心者向け】キーワード選定の方法や手順は?

ここからは、実際に初心者向けのキーワード選定の流れを解説していきます。

キーワード選定の流れを5ステップでまとめると、

  1. メインのキーワードを決める
  2. メインキーワードの一覧やサジェストを見る
  3. 需要のあるキーワードか調査する
  4. ユーザーの検索意図をチェック
  5. 競合調査をして相手に勝てるかどうかチェック

初心者のうちは、このような流れでキーワード選定をしていくのがおすすめです。慣れてくるともっとやれることが増えたり、より競合に勝つための戦略を練ることもできます。

下記で、それぞれを詳しく解説していきます。

Step1.メインのキーワードを決める

まず最初にすることは、メインのキーワードを1つ決めていくことです。これは、記事を書いていくときのキーワードとなります。

この時点では、

え?どうやってメインのキーワードをきめるの?

と思うかもしれませんが、ここからは迷う必要はありません。

「メインのキーワードを決める」と言われただけだと難しく感じますが、簡単に言ってしまえば、その記事は何について書いたのかを言葉で表すだけです。

例えばこの記事だと「キーワード選定」となります。

Step2.メインキーワードの一覧やサジェストを見る

次に、メインキーワードのサジェストをチェックしていきます。

サジェストとは?

検索エンジンの検索欄にキーワードを入力して、そこに表示される「検索の候補」のこと。

それでは、なぜサジェストを確認するの?

サジェストで表示されるのは、皆が気になって検索しているということになります。よって、需要のあるキーワードと言えます。

このように、「キーワード選定 〇〇」これの〇〇の部分がサジェストです。

また、これらのサジェストをもっと細かくみたい場合には「ラッコキーワード」という、とても便利なツールがあります。

これらのように、サジェストを見ていくのもとても大切なことです。

しかし、もっと重要なことは

「ユーザーがこういうキーワードで検索をするから、それについて解決できる記事を書こう」

という思考を常に持つことがとても大切です。

それを頭に置いておかないと、記事を書いてるうちにユーザーの検索意図とズレが生じたり、その記事内で何を解決するのかがごちゃごちゃになり、結果的に関連性の低い記事として扱われてしまいます。

Step3.需要のあるキーワードか調査する

次に、本当にそのキーワードは需要があるのかを調査していきます。ここでは、「キーワードのボリュームをチェック」していきます。

これは、このように考えると簡単です!

「そのキーワードでどれだけ検索されているのか」

その方法として使用するツールが「キーワードプランナー」です。

この画像のように、

  • 指定したキーワードの検索ボリューム
  • 関連やその検索ボリューム

ざっくりとした数値ですが、確認することができます。

広告費をかけると、具体的な検索ボリュームの数値を確認することも可能ですが、そんなに拘り過ぎなくても問題ありません。

ただし、あまりにもボリュームが大きすぎると、競合サイトも強いところが多いです。その判断材料として使用するのが良いかと思っています。

Step4.ユーザーの検索意図をチェック

サジェストや検索ボリュームがわかったところで、次はユーザーの検索意図を深く考察していきます。

時間を使うべきタイミングはここなので、ユーザーの検索意図をよく考えよう!

この記事を参考に考えていきましょう。

キーワード選定」というキーワードは、ユーザーがどんな意図があって検索するものでしょうか。

もう少し深掘りしてみると、ユーザーはどんな悩みがあって検索したのかという背景まで考える必要があります。

キーワード選定のユーザーの検索意図
  • キーワード選定ってそもそも何のためにするの?
  • キーワード選定は絶対にしないといけないの?
  • キーワード選定をする方法は?

このように、いろいろな検索意図が考えられます。

実際に、上記のようなユーザーの検索意図を自分の頭でよく考えることがとても重要です。しかし、答えを見つけるのは簡単です。

Google検索で「キーワード選定」と検索をしてみると、

このように、やり方(方法)などのワードが多く使用されています。

これをユーザーの検索意図に当てはめてみると、

「キーワード選定を自分でやるために、やり方(方法)を知りたい!」

となります。

ユーザーの検索意図を解決できると判断されたサイトが上位に表示されます!

Step5.競合調査をして相手に勝てるかどうかチェック

大体の場合、キーワード選定は競合調査も兼ねて行っています。

Step4で、実際の検索結果を見る方法をお伝えしましたが、この検索結果からも強いサイトや弱いサイトの判断もできるようになります。

初心者の場合は、サイトを見ただけで判断をするのが難しいですが、見慣れてくるとある程度の判断も可能です。

このようなサイトは注意
  • 誰もが知っているような大手企業のメディアサイト
  • 病院や政府などの権威あるメディア

これらのサイトが上位表示されている場合には注意が必要です。絶対勝てないということはありませんが、記事のクオリティだけではなくサイトにお金をかけている所が多いので、勝率は高くありません。

ただし、お金をかけたからと言って上位表示されるということもありません。

このようなサイトは狙い目
  • 無料ブログなどの個人サイト
  • 更新日が数年前などの情報が古い記事

無料ブログなどの日記系のものは、情報を網羅している可能性が低いです。また、何事にも変化があるものなので、情報が古い記事も欠けているものがあるはずです。

これらのサイトが上位にある場合、最新の情報を網羅した記事を書くことで、検索結果で上位表示される可能性も高くなります。

ただし、ライバルだけで判断して書かないのももったいないです。自分のサイトに必要な情報の場合はクオリティを重視して負けない記事を書いていきましょう。

キーワードには3つの種類が存在する!

今後必要になるので、こちらで簡単に解説していきます。

キーワードは大きく分けると、下記の3種類です。

キーワードの種類
  • ビッグキーワード
  • ミドルキーワード
  • ロングテールキーワード

ビッグキーワード

キーワードの数が少なく、ライバルが多くて強い

月間の検索ボリュームが、10,000以上のものを指します。また、このキーワードを使って上位に表示することができると、多くの検索流入を獲得できます。

これから記事の執筆をしていくかと思いますが、ビッグキーワードのみで記事を制作することはあまりないかと思います。

ビッグキーワードの例
  • クレジットカード
  • 生命保険
  • ウォーターサーバー など

ビッグキーワードは大手企業が上位を独占していることが多く、記事を執筆してもほとんど上位表示されることはありません。

ミドルキーワード

ミドルキーワードとは、ビッグキーワードとロングテールキーワードの中間に当たるキーワードです。

検索語句が2語以上で構成されており、上位表示できればそれなりの流入が見込めます。今後記事を書いていく場合には、このミドルキーワードを使用することが多いかと思います。

ミドルキーワードの例
  • クレジットカード 手数料
  • 生命保険 控除
  • ウォーターサーバー 電気代 など

ミドルキーワードは、サイトへのアクセスを集めながらも、ユーザーの興味や課題に応えるコンテンツに向いています。

普段、何気なくミドルキーワードで検索している人も多いのではないでしょうか?

ロングテールキーワード

ロングテールキーワードとは、3語以上で構成された検索キーワードです。

月間の検索ボリュームは1,000未満と少ないですが、ロングテールキーワードはライバルが少ないので、上位表示を狙いやすくキーワードの数も多いです。

ロングテールキーワードの例
  • クレジットカード 手数料 店舗負担
  • 生命保険 控除 上限
  • ウォーターサーバー 電気代 平均 など

ミドルキーワードからロングテールキーワードにして記事を執筆することで、ネタの数も圧倒的に増えます。さらに、競合が少ないので上位表示を狙うには最適です。

キーワード選定は状況次第で決めていこう!

キーワードの種類を前の章でお話しましたが、初心者だからビッグキーワードを使うべきではない。というのは間違いです。

また、CVキーワードと呼ばれるものも存在します。

CV(コンバージョン)とは、成果や目標地点を指しており、Webサイトやアプリ、広告への訪問者が定めたゴールに至ることを意味しています。

商品購入」「資料請求」「会員登録」などの行動に繋がるキーワードのことをCVキーワードと呼んでいます。

CVキーワードの形式

  • ジャンル+おすすめ(ランキング・比較)
  • 商標(商品名)+評判(感想・口コミなど)
CVキーワードの例
  • クレジットカード おすすめ
  • ウォーターサーバー口コミ など

もっとわかりやすい例で想像してみてください。

美容院」を例にしてみます。

  • 「美容院 おすすめ」
    →美容院に行くことは決まっていて、おすすめの場所を知りたい
  • 「美容院 ランキング」
    →同上
  • 「美容院 東京駅」
    →同上
  • 「Goofy Tokyo 評判」
    →美容院のGoofy Tokyoに行こうか悩んでいて、そこの評判を知りたい(=良い評判が多かったら予約したい)

このように、これらのキーワードは購入や申し込みに繋がるので、ほとんどのメディアサイトで使われているキーワードです。

競合が強くても避けてはダメ!

「初心者だから、競合に勝てないビッグキーワード・CVキーワードで記事を書いても仕方ない」

これは間違いです!

確かに、どちらのキーワードも競合がとても強く上位表示は難しいかもしれません。狙い過ぎはアクセスがなかなか集まらずに悩んでしまう原因になりますが、ある程度は狙っても良いです。

その理由とは?
  • 自分のサイトにとって必要な場合が多い
  • 内部リンクの設置で可能性が高まる

競合に勝てないキーワードなら、使い方を考えるのみです!

ミドルキーワードやロングテールキーワードを使えば、上位表示を狙いやすいとお話しましたが、これらのキーワードでその記事が上位表示されたとします。

検索によって流入してきた方がその記事を読み、記事内に内部リンクを設置しておくことで、CVキーワードを使った記事に誘導することも可能です。

「ユーザーが検索」「ロングテールキーワード記事に流入」「内部リンク」「CVキーワード記事」と誘導させる。

まとめ:キーワード選定はユーザーの検索意図の考察に時間を使おう!

キーワード選定は、記事を制作する上で最も重要な部分となります。

キーワード選定を適当にしてしまうと、ユーザーの検索意図とズレが生じてしまい、記事を読んでくれる人が減ってしまいます。

記事は本文ももちろん大切ですが、ユーザーの検索意図を把握していないと、折角書いた記事も無駄になってしまうこともあります。

まず、アクセスアップという成果を出すためには、競合が少ないキーワードで上位表示をしていく必要があります。検索意図を把握して、その意図を解決できる記事制作を心がけていきましょう!

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