記事を書く際に、最も重視しているのは『文章の読みやすさ』です
記事を書く理由の一番は、読んでくれる人がいることです。記事の内容をしっかり理解しつつ、自然で読みやすい文章を心がけていきます。
初心者Webライターが、最も苦手な部分かと思います。
「文章を読みやすくするにはどうしたら良いんだろう?」
「どういう部分を意識したら、綺麗な文章が書けるの?」
私が過去に教えてきた初心者Webライターの中には、このように質問をしてきた人が多いです。
今回は、初心者Webライターにありがちな、読みにくい文章の改善方法を紹介していきます。
【大前提】読者は文章を最初から最後まで読まない!

大前提として、これからWebライターを目指す人には少しショックかもしれません。
何時間もかけて書いた記事でも、読者のほとんどは最初から最後まで読んでくれません。
私自身もそうですが、調べ物をして記事を開いても必要な部分だけ読んだり、見出しをざっと確認することが多いです。
内容がわかりにくかったり、知りたい情報がすぐに見つからない記事は、読者がすぐに離脱して他の記事を探しに行く原因になります。
特に回りくどい本文は、読者離脱の最大の要因になりかねません。だからこそ、私たちは常に「読者にどう記事を提供するか」を考え続ける必要があります。
そして、少しでも記事を読んでもらうためには、「わかりやすさ」が何よりも重要になります。

読者は答えを求めているので、その気持ちを裏切ってはいけません!
Webライターが読みやすい文章を書く6つの方法
Webライターが、読みやすい文章を書いていくために最低限意識することは「6つ」です。

難しいことはありません。6つだけを意識して文章を書いてみてください!
1.結論はできる限り見出しに書く
記事に来た読者は、答えを求めてくる人が多いです。
そのため、長々と話をするより結論はできる限り見出しに書くようにしましょう。
「こんなに長々と文章を読んでいる時間はない!」という読者はすぐに離脱してしまいます。
見出しだけを見て離脱をする読者もいますが、見出しで答えがわかった上で本文を読む読者の方が圧倒的に多いです。
2.見出しで本文の内容がわかるように
1つ目と近いですが、見出しで本文の内容がわかるようにする必要があります。
「これ、知りたかった情報だ!」と見出しを見て思ってくれれば、自然と本文も読まれます。
見出しにはキーワードも入れる必要がありますが、その中でも本文の内容がわかるようにしないといけません。それは、記事の中でもっとも多く見られる部分が「目次」だからです。
私含め、これを読んでいる方も自然としている方が多いかと思いますが、何を言いたいのかわからない見出しは開かないですよね。
見出しでしっかりと読者の悩みを解決することで、明らかにユーザーの離脱率が減少したデータもあります。
読者は、答えがわかった上で「なぜそうなるのか」が気になるので、しっかりと本文も読んでくれているからですね。
3.箇条書きを上手に使う
箇条書きにできる部分は、全て箇条書きにするくらいで問題ありません。
Kuraeruでは、箇条書きにプラスして色の付いた四角で囲っています!
箇条書きだけでも読みやすいですが、箇条書きは重要なことを書いていることが多いので、更に装飾をすることでより目立たせることも可能です。

Kuraeruのやり方を見て、良いなって思ったら取り入れてみてください!
4.丁寧語・断定語は統一する
丁寧語と断定語は、しっかり統一して使用することが重要です。
文章の文末表現をバラバラにすると読者は混乱するものだ
何故ならそれは言葉のトーンが一致せず不自然に感じるからです。
少し違和感があるのがわかりますでしょうか?
この違和感のある文章はここで伝えたかったことである
上記の文章は、文末表現がバラバラでおかしく感じるかと思います。丁寧語と断定語を混同させると、読者は混乱してしまいます。
学生の頃に国語が苦手だった私は、初心者ライターの時に統一が全くできていませんでした。今では統一されていない文末表現に違和感を感じますが、当時は全く違和感を感じていませんでした。

記事を何本か書いていくうちに、慣れてくるから安心してね!
丁寧語・断定語は、どちらかで統一する方が読者も理解しやすいです。個人的には「です・ます」などの丁寧語で統一するのがおすすめです。
5.改行は積極的に使う
文章は、改行を上手に使わないと驚くほど読みにくくなります。長い文章が続くと、見た目が詰まってしまい読む気が無くなってしまうこともあります。
最近はスマホで記事を読む方も増えてきていますが、パソコンで記事を読むよりも基本的に読みにくいです。
スマホで読む方に対して、少しでも読みやすい文章作りを意識すると、今後も自分の記事を読んでくれる可能性が高くなります。

スマホ画面が文字でいっぱいに埋まってしまうと、読者は読む気が無くなるよ!
6.「、」は1文で2回まで
一文が長くなりすぎると、理解するまでに時間がかかります。
私が意識していることは、文章が長くなりすぎないようにするために「、」は基本的に一文2回までにしています。
様々なWebライターの記事を見てきましたが、読みにくい文章を書く人は一文が長すぎます。
長い文章を書く人でも、もちろんわかりやすく書く人もいます。
文章は長くなるにつれて、伝えたいことが上手に伝わらなくなる可能性もあります。誰が見ても理解できる文章を意識しましょう。
記事を読みやすくする装飾の付け方
文字を装飾すれば良いというわけではなく、重要な部分をひと目見てわかるようにする必要があります。
学校の授業で、とりあえず教科書にマーカーをしたら逆に見にくくなってしまった。
重要な部分を抜き出すのも、Webライターのスキルです。
読者は全文を読むことはあまりないので、重要部分だけを目立つように装飾を意識してみてください。
スマホの見え方を最優先に意識する
スマホのシェア率はとても高く、読者の多くはスマホで記事を読んでいます。
パソコンと比較して、スマホの画面の横幅は圧倒的に狭く、同じ文字数でもスマホの方が文字が多く感じます
また、装飾の付け方にも注意が必要です。以下の装飾は、過剰に付けてみた例です。

ただマーカーで装飾しただけでは、強調箇所が多すぎて余計にわかりにくいですよね。
たまに、上記画像のような装飾を見かけることもありますが、最も強調したい部分のみに使用しましょう。
パソコンで記事を書く人は、スマホでのチェックも必ずするようにしてください。
過剰な装飾はNG
文字のサイズを変えすぎたり、色んな色を使った装飾は内容が伝わってきません。
自分だけの日記なら問題ありませんが、Webライターとしてお仕事をするとなると、読みやすい文章は絶対条件です。

特に装飾をする必要はあまりない文章ですが、イメージとして作成してみました!
悪い例のような装飾が続くと、読んでいくにつれてストレスを感じてしまうかと思います。余計な装飾は不要なので、スッキリした装飾を意識しましょう。
Webライターとして記事を書くときの注意点
以下の注意点を理解して、読みやすい記事を書いていきましょう。
記事のコピペは絶対NG!
他人のサイトから文章をコピペすると、著作権侵害にあたる可能性があります。
コピーコンテンツは、検索エンジンからペナルティを受けることもあります。そのペナルティは、サイト全体の検索順位に影響するため、記事チェックを厳しく行っているクライアントも多いです。
Google検索をすると、出てくる画像ありますよね。その画像をそのまま使ってしまう人も中にはいます。
これは完全にアウトになるので、必ずフリー素材かオリジナル画像を作成するようにしましょう。

わからないことがあれば、必ずクライアントに確認しましょう!
文字数を無理に増やさない
Webライターとしてクライアントと契約をすると、文字単価で案件を受けることが多いです。
記事の執筆文字数が決まっていると、わざと報酬額を上げるために文字数を増やす人もいます。これは無駄に文字数を増やしているだけの可能性が高いので、結果的に読みにくくなります。
例えば、文字数を増やすために回りくどく書いてしまうと、読者にとってマイナスの印象しかありません。これは、記事から離脱してしまう原因となるので簡潔に書きましょう。

クライアントから依頼されている執筆文字数に到達しない場合は、読者にとって有益な情報をリサーチして書こう!
まとめ:読みやすい記事にするには6つの方法を実践!
この記事では、Webライターが読みやすい記事を書くためのポイントを6つ紹介しました。
最低限これだけを意識することで、記事の雰囲気もガラッと変わってスッキリ読みやすい文章に変わっていきます。
丁寧語や断定語の使い分けは難しいですが、これは読者に与える印象が変わる部分でもあるので、記事の雰囲気に合わせてどちらかで統一するように意識してみてください。
読みやすい文章を意識して書くことで、Webライターとしてのスキルもアップしていくはずです!
本文では読みやすい文章の書き方を紹介しましたが、こちらの記事ではタイトルの付け方を紹介しています。読者が一番最初に見る部分なので、こちらも合わせてチェックしてみてください!
Webライターにとって、読みにくい文章は致命的!